DIVING Report

2月9日
ティンゴ

 マクタン島の向かいにあるオランゴ島?の北端に位置するポイントでニタリが出るらしい。ニタリ観たい。
 やはりドロップでボトムが40mほどである。ということは・・・寒い?危機感を感じるオヤジであるが
 モエギspとイエローラインがいるというので頑張って潜行。船の傍で日本にはいないブルー掛かった
 大型オニヒトデを観る。帰りにでも撮って阿嘉島のみんなに見せて上げようと思っていたが、結局は
 撮れなかった。ドロップを降りていくとドヨォ〜ンと暗く、深くなる度に水温が下がっていくのが判る。
 が、ストローハットより低くない感じがする。まずはモエギspであるが、またもや人間塊と泥煙幕に
 阻まれ観ることさえままならない。ハエのように群れるタイニーダートを1カットがやっとな状況だ。
 ベニハゼspニンギョウベニygアオギspなどを撮影し浅瀬に移動する。浅瀬は平坦で小さいサンゴが
 コロコロとありYOSHIさんはフリソデエビを出していた。1つの根にガンガセが山のようにいて、そこには
 ハイフィン・カージナルイエローアイ・カージナル、見慣れないベラを撮影。逃げも隠れもせず容易だ。
 船の近くでルソンイトヒキベラを観付けるが、撮影はどアンダーで失敗。デジもピンボケだった。チッ!
 上がる直前にオニヒトデ撮影を忘れていることに気が付いたが時既に遅し・・・。何やってんだ、まったく。
 上がるとクラゲにやられたと、やや赤く腫れた手を心配そうに見詰るアサイちゃんがいた。
 この時とその後は、「Report No.6」に詳しい。

海太郎 

 海太郎という名のポイントはマクタン島北端にあり、ウミウシを観るポイントで冬限定である。ホラッ、夏は
 ウミウシあまりいないから。ドロップのエッジまでの水深16mと浅目で、エッジの根に生息する腔腸類に
 付くエビやウミウシを狙う。目玉はアヤトリカクレエビである。ケラマにはホストであるウスアカイソギン
 チャクを観た事がないのでエビも当然観た事がない。教えてもらったアヤトリは、まさにカクレエビで
 模様、色、質感までそっくりでありホストの周りをクルクルと隠れていく。開いたイソギンチャクと共に
 撮影したかったけど、それではエビが見えないので仕方なく丸まった状態で撮影した。意外と大きいね。
 ウミウシはケラマでも比較的見られるものが多く、あまり撮影意欲は湧かない。巨大ウミテングなども
 いて、中々楽しめるポイントではあった。・・・リトルファイル・フィッシュはここだったか?忘れた。

プランテーション

 3本目は船で4,5分のプランテーションというホテルの前なのでこの名らしい。そのホテルの体験用
 安全地帯には枝状サンゴがあって巨大なマンジュウイシモチがいる。フタホシテンジクメニーライン
 カージナルなどもウヨウヨといる。サンゴの中程の拓けたところにはスズメダイモドキが観られ
 産卵期で気が立っているのか執拗に攻められてしまった。サンゴの奥の砂地へ行ってみると
 ペールスポットダムセルがいた。良く逃げ隠れしちゃんと撮れないじゃん!

コンティキ

 フラッシャー天国へはもう案内しなくても良いので一人浅場でクジャクやウエッジスポットダムセル
 パープルクィーンygなどを撮影する。時々はラインスポットも撮るが3日目ともなるといいのだ。
 今日は少し早目にエントリーしたので時間的余裕はあるのにも関わらず、アサイちゃんは
 いち早く終了した。きっと、念入りな撮影計画を立てていたに違いない。と、思っていたら・・・
 速いフラッシャーに合わせてシャッター速度を60から125秒に変更し、なぜかデュフューザーも
 つけて撮影したことに不安をぶちまけていた。
 フィルムもアウトし寄り道しながらゆっくりと船に向かって行き位置確認の為顔を水面上に揚げて船を
 見たらアサイ・オオクラ組は運搬用小船で陸へ向かっていた。もう1度潜るとそこにはウミシダのような
 怪しいものがあり、一瞬でミミックオクトパスと見破る鋭い眼力なオヤジである。
 数枚デジで撮影後に突付いてみたりしたが、頑なにウミシダで在り続けるミミックに根負けだ。
 一昨年のバリでも観れなかったミミックなので是非ヤマナシさんにも。と、顔を揚げたら丁度船に上がる
 寸前だった。大声でミミックいますぅ〜と怒鳴った。帰りの車中で満足度の高い2人だったことは
 いうまでもない。

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ピーコム号は日陰が多くて助かるね。
快適なピーコム号
そろそろお疲れ?腹脹れてひと眠り。
まったり昼寝
あくまでもウミシダにコダワルのか!ミノカサゴのがみたかった。
ミミック(擬態の意)