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2012/2/16
                      素晴らしい朝焼け 

 いつものようにdoo doo dooを口ずさみながらコーヒー注いで朝日を拝みにアッパーデッキに
 上るとリチェリューロックに停泊しているいくつかの船と絡んで絵になるではないか。
 早速パチリと1枚撮る。なんだか得した気分になるね。バナナ食べながらブリーフィングを
 聞きますと1本目が終わったら2時間ほど移動して沈船に潜る。ここが最後のダイビングと
 なる訳だけど、この移動している間にある程度は片付けていて欲しいという。
 片付けるったってダイビング器材以外は服しかないんすけど。

 1本目 コボン

 最後の沈船の手前にあるコボンは14日に潜ってアジ使いにまんまとヤラれたポイントである。
 今回こそは馬の背でマンタ待ちすることになっていたがすでにEU系ダイバーがたくさんいる。
 しかたなく暫し岩盤の浅瀬で時間つぶし。壁の割れ目を覗くとトマリヒイロテンジクを見つけた。
 今回のダイビングで、これほどテンジクダイを見なかったこともないなぁ〜。クロリボン系は
 たっくさんいるんだけどねぇ〜。魚のオリジナルってフィリッピンあたりが発祥でそこから拡散し
 ていくわけだけどインド洋のは主に色彩が異なる亜種ということになるんだけど、
 クロリボン系はひょっとしたらオリジナルなのではないかと思うほど数も多く色彩に異変がない。
 とても不思議な感じだけど、内湾性のインリーフのポイントがなかったせいもあるからだろうか?
 
 しばらく待っていたけれどマンタは現れず、また岩盤を経てリーフの方へ移動すると
 スズメダイやチョウチョウウオの仲間が多く見られ、ここでインディアン・オーシャン・ミミック
 サージョンフィッシュとブラックテイル・エンゼルフィッシュが並んでいるのが見られた。これは
 太平洋側のクログチニザとナメラヤッコの関係と全く同じでナメラがいないので
 ブラックテイルエンゼルに擬態しているものとみられる。このダイビングでもフュージュラーの
 群れと小魚。ナポレオンはいなかったけど、スズメダイがいればなんも文句のないオヤジです。
 

 船に上がったら1本目をキャンセルした腹Pのウニ夫が笑みを浮かべて待ってました。
 元気なったみたいだよ。あのまま最後まで潜れなかったとなれば末代まで言われまっせ。
 いつものように着替えて朝食持って1階デッキのテーブルに集合ざんす。ウニ夫も元気に
 食べているので安心。全員が14本全部潜るとは思ってなかったけど休んだのがウニ夫妻
 1本づつとちびるくん妻が1本休んだだけであとの人は14本全て潜ったんだね〜。感心感心。

 朝食を済ませた後に乗員やスタッフなど全員と船の先端に集まって記念撮影をする。
 陽気な欧米人がひとりひとりのスタッフを紹介しながら褒め称えて拍手を催促すると大きな
 拍手の渦が巻き起こる。こんな楽しさもクルーズの特色だね。
 そして最後のダイビングにむかって2時間近くまったりタイムとなる。
 
このカウンターちょっと高いんじゃないか? 毎日美味しいご飯をありがとう デッキの風景その2 豪快な地形のコボン

 2本目 ボーンスン・レック(沈船)
 
 まったりボケっとしていたら遠くに何日かぶりの陸地が見えてきたと思ったら洋上に船が数隻。
 日帰りでも来れる距離なので割と人気のあるポイントのようだ。兎に角群れが半端じゃない。
 と、声を荒げて言っていたので楽しみにしていたら・・・・本当にすごい群れのまた群れの群れ。
 先のツナミで船の輪郭が崩れたとはいえ、ちゃんと沈船であります。
 少々濁ってはいるいるけどイエロバックフュージュラーやカマスの群れが右往左往している感じ。
 よく船とかにぶつからないもんだと感心していると、鉄骨から白い筋状のものが出ている。
 よくと見たら貝の放精放卵だった。2〜3種の貝が産卵しているようで一部が真白で視界不良に
 なってしまうほどの量を撒き散らしていた。でもいいもんみたね。

 沈船の周囲は砂地になっていて、メタリックシュリンプやムラサメハゼがいる。
 散々外洋性ポイントでダイナミックだったので久々の内湾は新鮮で楽しいね。テンジクダイも
 数種いたり、セバエアネモネやウミウシも見つけたりしていると
 ユタカくんが「ワヌケのyg見つけたでぇ〜」と教えてくれたので素早く行ってパチパチ撮ったけど
 どうしても真横になってくれないのね。。。そのうち混んできたし減圧停止が出ちゃったからブイに
 つながってるロープにつかまって減圧停止。
 でもみんなはまだワヌケ撮ってるねぇ〜・・・って減圧停止いっぱいでちゃうじゃん大丈夫かいな。

 みんな上がってきたのでダイコン確認したらみんな4〜6分程度表示され同じロープにつかまって
 減圧停止。他の船・・・っていうかこのロープにつながってる船の欧米ダイバーも入ってきて
 このロープったら大混雑。流れもそこそこあるし人もいっぱいだし船違うし(笑)
 ユタカくんの判断でロープから離脱して漂いながら安全停止になり浮上。
 最後のダイビングも楽しく安全に行うことができました。おつかれさま。


 ダイビングが終了すると、さて忙しいです。まず器材を洗って3階のアッパーデッキに干して
 スーツを脱いで着換えてスーツも干しに行って、ハウジングをばらしてバッゲージに詰め込む。
 洋服も詰め込んで・・・忘れ物がないように気をつけて・・・でも器材が乾かないと仕舞えないし。
 部屋は早く出てくれっていうし・・・てんやわんやの大忙しの午後。
 毎日飲んだビールの清算、チップボックスにチップを入れて、Tシャツの清算もして・・・。
 あたふたと急ぎ足で片付け終わりほっと一息。しばらくするとカオラックの港が見えてきた。

 大きな漁船が出航支度をしていて中々バースが空かなくて30分は待ったかな?
 大量の網を山のように積んだ漁船が倒れそうなくらい斜めになりながら何隻も港を出ていく。
 やがて空いたバースにゆっくりと着岸。荷物を人を何台かの車に分乗してホテルへ向かった。
 カオラックはあまり日本人は来ないらしくほとんど見ませんが立派なホテルがいくつある
 大きなリゾート地です。我々が泊まったのは「カオラック・カントリーサイド・リゾート&スパ」。
 カントリーサイドって山のほうなのかしら?とか思ってたけど海まで歩いて2分くらいビーチ側。
 
 たくさんの緑に囲まれたコテージが建ち並んでいて、ちょっとバリに似ている。
 良い感じのプールにEU系のお年寄りがリクライニングチェアーで本を読んでおる。
 ちっ、リゾート慣れしてる感じじゃん。
 案内され部屋に入ると早速器材を広げて乾かしの準備(笑)着換えてからクスメとお疲れ乾杯。

 今夜はクルーズでご一緒した方々で打ち上げをしましょうということになり、大村さんが洒落た
 ビーチレストランへ連れて行ってくれというので楽しみにしていたのでした。
 集合まで時間はたっぷりとあるのでみんなで散策しながらメインストリートのミホコに予約して
 もらったマッサージ店へ。ここは集合場所のBIG BLUEの隣だし遅刻も迷子もなく安心である。
 最近、海外=マッサージが癖になっている。若い頃はマッサージって苦手だったのに最近
 「すごく気持ちよい」のである。タイ式ってゴリゴリで痛そうだけど・・・タイだからタイ式だよなぁ〜
 なんて不安がっていたけど「タイ式プラスオイル人気だよ」と店長みたいなねぇ〜さんがいうと
 全員がタイ式+オイルマッサージと相成ったわけで1時間/400B(約1000円)というお安い金額で
 のんびりと堪能したのだった。

 BIG BLUE カオラック店で今日のログ付けをしたり、ツアーの事前確認などEメールでお世話に
 なった大村菜穂子さん(大村さんの妻)に御挨拶をしたりしてると時間なり全員集合。
 スーパーカブと荷台に屋根と椅子を設置したピックアップトラックで隣町のビーチレストランへ。
 50分ほどで到着したアンダマン海を望むビーチレストランで、甘くてすげぇ辛くても止められん
 美味しい料理(特にエビの刺身)に舌包みを打ち、シンハービールを鱈腹飲み、一緒になった
 クルーズ仲間やBIG BLUEのスタッフたちと大いに盛り上がったのでありました。
 
 いよいよ明日は最大の楽しみ(笑)エレファントトレッキング。
                                    つづく    ページの先頭
器材干し場と化したアッパーデッキ ビールとチップ管理のねぇ〜さん。この清算時が1番の笑顔だった。 タイの漁船。網かけで何でもかんでも捕ってしまうらしい お世話になったビッグブルーダイビングカオラック店
全スズ振の証しをミホコに張ってもらう 荷台に乗ってハシャグいい大人たち ビーチレストランでの牛飲馬食風景 振り返る若大将のような大村さん。向こうの赤シャツがアジ使いのユタカくん