No.1 No.2 No.3 No.4 No.5 No.6 No.7 No.8 Top


 2/10 3日目

 朝、雨の音で目が覚めた。割と本降りな感じです。。。んー、雨か〜、雨期だし、仕方あんめぇよ。
 昨日のうちに花の写真を押さえておいてよかった。目が覚めたしガバっと起きて冷蔵庫から毎日新鮮
 補充してくている水を出し飲みながらドアを開けると、冷っとする空気に包まれる。。。今日は寒そうだ。
 レストランに行きコーヒーを飲みながらボケっとしてるとシバタさんがやって来てテーブルに座る。すると
 目玉焼きがひとつ出てきた。ん?みんなと違うんだね。
 自分の前にも例によってお粥とスープヌードルが置かれるので反射的に頂いてしまいます。ご馳走様。
 
     *******************************************************************

 昨夜の飲み会でもう1度だけフトモイに行きたいというリクエストがあり今日は再びストローハットへ。
 もうウエイトは落しません!の宣言でみんな笑ってたが、オヤジのターゲットはイエローラインである。
 みんながフトモイに行ってる間に撮る計画だったのに・・・気が付いたら自分もフトモイ撮ってた。ばか。
 でも一番に抜け出し、心優しいトモちゃんが雨空で暗くて見えないイエローラインをいくつか教えてくれ
 たけどストロボ1発で引っ込んでしまう。。。どうにか撮れたけど、まったくもって不本意である。

 隣にいたボルケーノも2枚撮って、アズマハナダイspにはまたしても逃げられベニハゼは引っ込むし
 そして、またしても、Dコンは6m減圧を表示してしまったのだった。
 浅場に向かって浮上途中、ローランズの1cm級幼魚なんかを撮りつつ、毎回手を出すまいよ誓うが
 毎度撮ってしまうタルボッツygを見つめながら(この時点では撮っていない)エッジからさらに浅場へ
 移動。クチナガイシヨウジの立ち食いを見たりして安全停止も含めて65分ほどでエキジット。

      ********************************************************************    
 雨も上がってきたけど船上はやはり肌寒い。レインコート持って来て良かったぁ。海=雨冬支度です。
 暖かい紅茶を頂きながら世間話に花が咲きますが、何を話したのかまったく記憶にありません。(笑)

 そうこうしている内に小1時間なんてあっという間に経ち、次のポイントへ移動。
 2本目は「アナポグ」というところで、ややダラっとした砂泥斜面に小さな根が点在し、ヤギ類が多く
 生息。そのヤギにはゴルゴニア・シュリンプホシゾラワラエビなどが見られ、根の暗がりには
 リングアイやルブロマクラータなどのベニハゼがたくさんいる素敵なポイントです。
 しかし、今回のテーマの「パーリーシグナル」がちょー浅場水深22mで見られる場所でもあります。
 トモちゃんはおれに「いるかなぁ〜?前はいなくなってたしぃ」と意地悪そうな目をして言うのだった。
 
 パーリーの生息帯はモエギハゼなどと同じ壁際の泥溜まり。ゴルゴニアを撮影のあと早速探してみたが
 暗くて見えない。光を異常に嫌うので当てたら駄目とのアドバイスだったし、、、、ローガンズには辛い。
 が、流石ガイド!20匹ほどの群れを探してくれた。  おぉ、これも初見なんだ。
 早々とハウジングを構えてターゲットライトの外輪を使って撮ろうとすると・・・・まともに当てる方がいて
 ♂がどんどこ逃げて行く・・・やめてぐれ、照らさないでぐれ〜と声にならない声を出してはみたが
 判ってもらえる訳もなく20匹ほどいた群れは3匹くらいの♀だけになっちゃった。。。
 それでも逃げて行く前に撮った数枚の写真には背びれがピコっと立っているパーリーが写っていた。
 ホバリングしていれば完璧だったけど・・・初見の撮影だし、これで良しとするのが大人ってもんだ。

 浅場では青ホヤのエビ透明なホヤにいる透明なエビ(初見)など抜群な被写体にも出会え
 60分では時間がたらないくらい充実した1本でありました。

      **********************************************************************
 2本潜ったらお昼。ダイブセンターに戻って好評ダルマ食堂の仕出し弁当をいただきます。
 その頃にはすっかり晴れちゃって太陽も輝き始める。昨日から陽に焼いてるご夫婦は・・・真赤っか。
 ダイブセンターにいるモフモフはおっぱいが大好き。母を見ると乳首を吸いにいくんだけど、母は
 嫌がり離れようと・・・乳首を咥えたモフモフごと引きずったりしています。この光景を見ては笑ってたけど
 そのおっぱいに対する執着心は見習わねばとそっと心に誓うのでありました。
 
     ************************************************************************

 まったり休憩が済んで3本目はマリンステーションというところ。よ〜く見れば以前船を係留してた所だ。
 ってことは・・・ラインスポット山盛りじゃん!トモちゃん「もういないよ」だって。ちっ、つまらん。
 入ってみると4年前とは様子が違う。魚も減ったかもしれないなぁ〜。前のセルフポイントだったので
 よく覚えているんだ。クジャクスズメダイがいなくなってるし。。。スプリンガーダムセルはいましたね。
 深いところにはベルズ(フカミキンチャクダイ)がいるらしいけど3本目じゃ無理。
 エッジや浅い所でスズメダイなどのんびりとヤリました。。。ってついにタルボッツにも手をだしたさぁ〜。
 ローカルガイドがナガレモエビspを見つけてくれたり、やはり60分超えの充実ダイブでした。
 
      ************************************************************************

 昨日あたりから気になっていたんだけど、Dコンの窒素残留時間が20時間を超えているんだよね。
 ウニさんのも24時間くらいになっていて、飛行機搭乗禁止が随分ある。このまま能天気に潜ってると
 最終日は陸上になり兼ねないので作戦変更とした。セルフは今日で最後。明日からは無減圧宣言!
 これで様子を見ましょうということになりました。。。果たして上手くいくのでしょうか。。。

 最後のセルフ・・・ラインスポットとクジャクが1匹づつじゃやる気もあまり起きないなぁ〜。
 でも気を取り直して行くベぇか。などとダラダラしてるから撮ろうと思ってたブラックスポットダムセルを
 忘れちゃんだな。結局最後まで忘れていて撮れなかったのであった。

     **************************************************************************
 パライソに戻ってからはシャワーを浴び写真を見直したり花の撮影をして、シーズーたちをじゃれ合って
 ゆったりと過ごす。今日はゲスト到着日なので食事は19:30なのでさらにのんびりとしている。
 実は到着するゲストはオケモリブログにもリンクしてある「おとぼけ女医と呼ばないで」のおとぼけさん。
 彼女と知り合って10年くらい経つが一緒に潜ったことがあまりない。交通に不便な阿嘉島に足は遠のく
 ばかりである。しかも、阿嘉ではいつもドライでウエトスーツ姿は今まで見たことがないので、とても
 楽しみにしていた。無事に到着した彼女を交えて今宵も楽しい夕食の始まり。今晩のメニューは
 煮込みハンバーグ、イワシ刺身、鶏唐揚げ、イカスミパスタ。どれもこれもうんめぇぜ。

 食後の飲み会はPコムのゲストがバリでのボートエンジン爆発事件や、沖縄本島Dショップの激流水深
 40mでの集合おいてけぼり事件など恐怖体験を実に面白可笑しく聞かせてくれた。エンジン爆発時の
 爆熱風で友人の足がひどい火傷をし未だに不自由だと聞くと、なんとも辛くなってくるし、自分自身も
 気をつけねばならぬと改めておもうのでした。
 
 
                                                       つづく


修理を繰り返し大事につかってます    朝の開店前 本船の船長さん
恒例のプール潮抜き。幸せそうだぁ〜 通学途中のセブ・キッズたち