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 2/12 5日目

 いつもの通りに清々しい朝を迎え、冷蔵庫の新鮮な冷水で体を目覚めさせてから顔を洗い外へ出る。
 レストランではレミたちがせっせとホウキで掃除の最中。相変わらずの曇り空だけど風が弱いかも・・・。
 コーヒーを求めてレストランへ行くとシバタさんがPC前でニュースを見ている。「インドネシアで地震だ」
 M7らしいけどこっちには影響がないというので安心。セブは都会なのでこのような情報が早いから助か
 るね。バリの田舎だったら地震があったことすら判らんだろうな。
 早目に食事を済ませて昨日叱られた朝咲きの黄色い花の写真を撮ろうっと。(バナーの丸い黄色の花)

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 今日は穴に行くと言っていたので楽しみにしていた。来る前ヨシさんブログで紹介していた未記載種の
 ベニハゼが出ていて「見せてください」と頼んでいたんだけど、今日の穴にいるという。
 
 今回初めて海に向かって左方面へ出て快適にばく進するPコム号。約20分ほどで到着する。
 船はエッジから15m位内側の根の上に来ている。作戦としては穴のトップが20〜24mでボトムが
 30mという大きな穴で目的のベニハゼは天井などにいるらしく、吐いた泡でいなくなる可能性がある。
 で、いの一番に入ってGETする。とういう作戦。作戦は単純な方が変幻自在になり易く良いのである。
 が、実行者がコロコロ変わるので作戦なんぞあってないようなもんだ。
 トモちゃんのあとをついて行くと、奥の方でシマクダリボウズギスモドキの3cmにも満たないような
 幼魚がいる。こんな小さいのは初めてだ。場所的に撮り難いが数枚撮影し、みんなが
 更に奥で行くのを確認しながら逆方面へ移動していった。ゆっくり天井を見ながら移動するとニンギョウ
 ベニハゼがたくさんいる。横の壁ではヨシさんが巨大なシモフリタナバタウオを撮影中。その周辺を自ら
 未記載種ベニハゼ(Pコム名イナミコイベニハゼ)を探していくがよく判らん。すると。ヨシさんが
 手まねきするので行ってみると・・・そこにいた。思ったよりも大柄なベニハゼで太目な赤色横帯が良く
 目立つ。「日本のハゼ」p116上の1種-13にそっくりだけど・・・なにかが違うらしいという。美しいです。
 しかし、ターゲットライトを直で当てないように角度調整をしていたので暗くてシャッターが下りないという
 大失態をやらかしてしまったのでした。  最近こういうのが多くてね・・・自暴自棄になってしまいそう。

 気を取り直して出入り口の大好きなレオパードトビーを撮影し、無減圧で浅瀬に戻ってきた。偉い!
 浅瀬でうろついていたらヨシさんが手まねき。行ってみると「ヤノリボン」とスレートに書かれている。
 よく見ると根の窪みに数匹。ちょっと撮り難いなぁ〜。。。次にまたお呼ばれして行ってみると、今度は
 ヤノリボン1.5cmくらいの幼魚だった。これは可愛いっす。
 昨夜スズメダイの魅力を全スズ振が語ったことが効いて来ているに違いない。海外特別会員獲得!
 
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  やっぱりスズメダイが楽しいと全部楽しくなってきちゃうのが全スズ振の良いところである。船上では
 お茶を頂きながらモンキーバナナを食べたり、飴なめてみたり、おやつが飛び交って幸せそうなオギノ。
 写真撮れてんのかよ!と聞くと 「たぶん。」 ・・・ならいいや。まったりと小1時間の休息中Dコンをチラ
 見しては残留窒素が確実に減少いていくのを見てニヤつく不審なオヤジであった。
 
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 2本目は上方(かみがた)というポイント。なぜ上方っていうんだろう?
 ここは枝状のサンゴが浅瀬からエッジ下まで連続しているポイントでスズメダイが大いに期待できそう。
 あちこちに巨大なマンジュウイシモチがいる。このサイズだと天ぷらに出来そうだな。などと不謹慎な
 ことを自然に思ってしまうから慣れって怖いね。枝サンゴの切れ目などではテンジクダイ類が多くいて
 イシモチ倶楽部としては嬉しいのだが今一つスズメダイが少ない。こんなところにはカザリスズメダイが
 いそうなのでトモちゃんに「カザリはいないのか?」と聞いてみたら、なにそれ?と返された。
 スプリンガーがちょっといてニセネッタイがやたらいて・・・大きなハマサンゴの所にヤノリボンが数匹
 いて良い感じで潮に乗って泳ぎ青抜きで撮れそう。全然逃げないしね。。。バシバシ撮影。浅瀬には
 オブスカーが山ほど生息。それ指して「オリオンでしょ?」ってトモちゃん不合格!あっ稲見さんだっけ。
 
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 お昼になるとちょっと太陽が顔を出したりする。2本130分潜ると体が冷え切っていて暑いの寒いのが
 アヤフヤになってきます。それで知らず知らずに焼いてしまうこともあるので乾いた大きめなタオルや
 Tシャツで体を包むと良い。そして日陰でゆっくりと休むのがダイバーの正しい昼の過ごし方である。
 今日もダルマ食堂の高級仕出し弁当温か味噌汁でお腹いっぱい。

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 3本目はトドンポイント?何だか良く覚えてないや。きっとなだらかな斜面の砂礫底だと思います。(笑)
 初めて見たウミエラカニダマシや日本では見覚えのないシロガヤに付くマツカサウミウシsp
 黒橙の渋いバサラカクレエビなどどこで潜っても生物が豊富で羨ましいなぁ〜。
 このころから両手首のあたりがチクチクしていてやたらと痒くなってきた。さっきのガヤかな?
 放し飼い的勝手ダイビングで70分超え。もう4本はしないのでどうしても3本目が長くなっちゃうね。
 
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 帰りの車中でウニさんが前日小耳に挟んだアランの私生活をあれこれ聞き出し始め、日本語が上手な
 アレンも調子に乗ってベラベラ言うもんだから、可笑しいったらありゃしない。笑ってたらいつの間にか
 着いちゃった。。。例によってモエギやマンタたち、レニーたちがお迎えしてくれる。  ん〜、心地よい。

 シャワーを浴びて撮った写真の確認を終えたらレストランへ向かう。良く冷えたサンミゲールビールを
 グビグビっとやりながら犬と戯れる。最高に幸せなひとときであるね。ウニ・オギノ組もやってきて
 ビールを注文しノートPCでログをつけ始めた。おとぼけさんは備え付けPC前に座り、ブログ書いてる?
 そうこうしている間に夕御飯の時間となって行く。本日はシバタさんがリクエストしたワタリガニ。テンコ
 盛りで真っ赤だ。大きめな串カツもさらにズドンと出てきて、モロヘイヤのお浸しに刺身はスマ。
 毎日のように出る刺身の下にはウミブドウが敷き詰められている。うちの竜也はウミブドウが好きなの
 でこれみたら興奮するかな?マクタンは何でも手に入っていいなぁ〜、そして安いし。

 カニは美味しいけど食べるのが面倒なので、ある程度食べたら誰も手をつけなくなって行くのであるが
 シバタさんはずっと食べ続けている。(笑)食べているけど沢山残っているので追いつかない。そのうち
 「リクエストしたんだから全部食べなさいよぉ」などとシャキシャキなトモ女将から言い渡された。
 なんか理不尽だなと思っていたが、焼酎からラムロックにかわる頃には全て平らげていたのである。
 
 今宵はみんなマッサージを部屋に呼ぶというので付き合って・・・ツラレて挙手してしまった。9:30に
 部屋までくるのでその時間で解散となったのである。実はおれ、マッサージが苦手なのでマッサージを
 あまりされたことがない。最近のバリ旅行などで話のネタにやってみたが気持良いと感じたことがない。
 まして、部屋に呼んで行うなんて初体験なことだ。なぜか緊張しているとマッサージ屋さんは時間通りに
 やってきた。部屋に招きれると「ハード?ソフト?」いきなり商談されたので「ソフト」と即答。
 じゃ、そのベッドに寝ろ。言われるまま、されるがままにマッサージは行われていく。くすぐったいような
 気持ち良いような妙な感じだな〜と思っていたら不覚にも眠ってしまっていた。
 なんだ気持ちよかったんじゃん。
 

                                                       つづく


河岸のあんちゃんみたいなガイドのドドン 朝ハウジングをここに置くと運んでくれる 毎日お世話になったコーヒーセット 乳にありつけたモフモフ。見習うべき執念である。
Yoshiシェフと全スズ振会員 なに?酔ってんのか? 100万ペソの笑顔が二つで200万ペソだ。 いっつも足元にいて、つい踏んじゃうんだよね。