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 ナリから40分ほどの移動である。外の景色や行く人々を眺めながる。この辺りは寺院や国立公園が
 あるからか、通りには色々な店が立ち並びとても賑やかで人も多い。海とほぼ平行に走る道路も
 よく整備されていて直線部分が長いので、なお更バイクや車はブッ飛ばすのであった。

 太い道から右折して急に細い悪路へ入っていく。ガタガタのグチャグチャの道をゆっくりと進んでいくと
 牛などが真中にいたりするが、車が避けていく。そんな悪路をズンズン進んでいくと一面緑の開けた
 ところに出る。緑は米である。稲作田を奥に行くと海が見えてくる。海の近くで稲作をしている不思議な
 景観・・・ここがPJと呼ばれているポイント。昔D&Dにいたアキラが開発したポイントで開発当初に
 潜る機会があった。当初は道端に車を停めてのビーチダイビング、隠れるところもなく炎天下の下で
 休憩したりして大変でした。あれから5年経った今、売店も1軒出来て車や人は木陰に居れる様に
 なっていて、ベンチも数台ありカメラの為の水溜池も設置されている。

 中央に置かれているベンチに荷物を置き、思い思いの場所に腰掛ける。どこでもそうだけど最初に
 座ったところって最後までそこになるんだよね。
 スタッフがタンク・ウエイトなどを荷台から手際よくおろし始め、我々も器材を出してセッティング開始。
 いよいよダイビングの始まりである。シューが片言の日本語でブリーフィングをするけど
 こっちと疎通がままならず、水中でてんやわんやすることになるがこの話はDIVINGで詳しく。

 1本潜って1時間ほど木陰で休憩。2本目潜ってランチ+1時間程休憩、そして3本目を潜る。
 ごく当たり前であるが、1本が90〜100分と長いので9時にスタートしてもランチは2時近くになり
 3本目開始は3時過ぎてしまう。終わるのは5時過ぎだ。減圧的危険な雰囲気がありそうだけど
 ビーチなので最後の30分くらいは水深4mにいて、とっても安全であったりするのである。
 このことが潜水時間が長くなる要因で、用もない(被写体もない)のにダラダラ過ごしてしまう。
 デジカメってのもいけないよね。

 まぁ、そんなダイビングなので本数が進むにつれて上がってくると結構ぐったりする。写真ばかり
 撮ってるから首がコッたりしているみたい。そりゃ、あんた1本で100枚以上切るんだもん。
 60分で100枚撮るってことは、36秒に1枚だから90分で150枚で・・・首もコリマスって。
 見てる暇もありゃしません。変な世の中になったものです。
 そういう自分だってデジ1にしてるんだけど、フィルム撮影の時のくせがまだ抜けなくて
 1本での撮影が36枚〜40枚程度で、トリスくんから「だめだなぁ〜」なんて言われちゃった。

 ランチは「ナシゴレン」か「ミゴレン」か「ナシチャンップル(ご飯とオカズ)」のどれかで、大抵紙箱に
 入っていて、レンゲがついてるけどミゴレンは麺なのにやっぱりレンゲなんだよね。面白いね。
 ランチが配られると、それまでジッとしていた周りのバリ犬が一斉に起き上がり、正面に姿勢良く
 座る。物欲しそうな、情けない眼差しを上目使いでしてくるので人々はつい与えてしまうようだが
 長時間潜水及び撮影でこっちも腹が減っているので、誰ひとりとして1粒たりともあげないのだ。
 かわいそうなバリ犬たち。でも、この犬ってさ、木陰の隣のアヒル飼いの人達が飼ってる番犬だと
 思うんだけど・・・。ダイバーが餌くれるからアヒル飼いが得しているってことだな。
 間接的にはアヒル飼いに食べ物あげてるってことになるのか・・・いいことしたような気がする。
 
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PJはこういうビーチ、ジャワ海です。
 懐かしいPJのビーチ風景
こんな木陰で過ごします
 セッティングや休憩はここ
極力エネルギー消費を控えるためのゴロ寝
 やや巨乳だった
紙箱に入ったミゴレン・・・レンゲでたべます。
 翌日のランチのミゴレン
餌を盗もうとして俺に怒鳴りつけられたバリ犬
白と黒で可愛い?
恐ろしいことに全員がデジカメとなった
 カメラを漬ける溜め水
アヒル飼いが稲作田に虫駆除のためにアヒル達を連れて行く
 虫駆除出勤中
決してバリ犬とは目を合わせぬふたりだった
 欲しがり機会を伺う犬