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 く整備された、ほとんど直線な道を爆走するキャラハン号。40分ほど走ると到着するんだけど通り過ぎる
 景色が違う気がしていた。右に曲がってから更に違う景色が出てくる。トリスくんたちは過去に泊まった
 このある民宿の場所が判らなくなってるという。もっと進むと全然違う道に出て行くし・・・あれ?って。
 そのうち何だかゲージで囲われたところに入って行くではないか・・・車が止まり到着したようなので車を降りる。
 ここってシークレットベイなの?ゲージで囲われ目の前に確かに似たような海岸だけど・・・と左側に目を移すと
 廃屋が・・・そこは5年前シークレットベイ・ダイブセンターだった場所が廃墟と化していたのでした。
 初めて来たバリで魅力的な海シークレットベイとの出会い、楽しい日々・・・ちょっとショックでした。
 
 まぁ、気を取り直して取り合えず潜るべ。てなもんでせっせと準備。海の感じも前とは若干違うように思える。
 でも、中は生物の宝庫であった・・・はずなんだけど・・・魚は確かに増えたかもしれないな。
 でもウミウシが物凄く減ったね。濁りも以前より酷くなった気がする。。。
 ここではテーマのひとつバンガイカージナルの撮影があったけど、入って直ぐに見られて撮れた。
 しかし、噂以上にたくさんのバンガイカージナルが生息しているんだね。ちょっとビックリした。
 1本目が終わって寛いでいるとシューが寄ってきて「ランチのチョイスしてぇ」と言ってきた。ミゴレン、ナシゴレン
 ナシチャンプル〜。なんだいつもと一緒ジャン。各自選んで伝えるけど・・・10回は反復していたけど。

 2本目はやや左寄りのコースでより泥っぽい場所へ行く。濁っていてどこにいるのかさえ判らず適当に行くが
 なぜかいつもイワイがいるので珍しくもややプレッシャーを感じるモリヤマである。
 あちらこちらと行くと不思議に誰かに会ったり、シューがやってきたりしていた。ふと気が付くと・・・
 コンデジのハウジング無くしていたのであった。あれっ?ヤバイと冷や汗もので・・・あとはDIVINGで。

 5年振りのシークレットベイでのダイビングをお笑い冷や汗もので堪能し、無事に全潜水を終了。
 次の目的地であるサヌールへ向かった。サヌールまでは3時間ほど掛かる。バリ特有の段々田園風景などを
 眺めながらウトウトしつつも時折入る談話タイムにも参加しながら車中で過ごす。辺りも薄暗くなるころ
 ようやく見慣れた町並みが見え、泊まり慣れたタムカミ・ホテルに到着する。各自ルームキーを受け取り
 部屋へ入る。オヤジーズは去年と同じ部屋で素早くバスタブ修繕を確認する。あとで泡風呂にするんだもん。

 夕食はやっぱりビーチ沿いのレストランにしましょうということになり集合時間の連絡を手分けして行う。
 時間もないし、腹減ってるからシャワーは当然後だよね。と確認して集合場所のフロントへ行く。しばらくして
 ヤマナシ夫妻がやって来た。オギノ・イワイが時間になっても来ない・・・ちゃんと伝えてあるのに・・・・
 心配になってプール向こうの部屋まで行ってみたら・・・風呂入ってやがった。

 全員揃ってお出掛けだ。取り合えずはビーチに出なければならないので傲慢な面々はBONSAI Cafe店内を
 堂々と通り抜けてビーチへ出る。ビーチ沿いには何件もレストランがあってどこに入っていいものやら迷う。
 「こういう時、山田っちいないと不便だよな」などと言いながら標準的選択基準である「やや混んでる店」を
 選んで入った。ビーチ上テーブルが一杯なので店内へ。妙に明るい女給がテキパキと席を作ってくれて
 とても元気に注文を聞く。毎日ビンタンだったのでここではバリハイで乾杯。次々と運ばれてくる料理で腹も
 パンパン、そしてまたアラックの登場である。最後なので贅沢にしたんだけど清算したら65万Rp。ホテルと
 比べて15〜25万Rp安かった。牛飲馬食用合同出資金も余裕で足りた。

 腹もいっぱいになって店を出てブラブラと歩いてホテルへ向かう。ホテルのフロントで氷を貰ってターキーを
 飲もうと計画していたけど戻ったら終了していた。仕方ないので泡風呂上りではあったが外のコンビニへ
 行ってロックアイスを買ってきた。甘辛ナッツも買ったけど店員がつり銭を誤魔化そうとした。悪ガキめ。
 各オヤジの泡風呂も滞りなく終了し、たっぷりあるターキーを飲みながら他愛のない話題に花が咲いたけど
 0時過ぎから次々と撃沈して行き気が付いたら朝だった。
 起き上がり下のレストランへ降りていくとヤマナシ夫妻が既に着席し、朝食を取り始めていた。二人は今日
 トランバンへ発つのだ。もともと日にちに余裕があるので日程を延ばしたいと相談されていた。この件を耳に
 したアサイちゃんは「なんで俺に・・・仕事より大事なこともあるのにぃ」と言ったかは忘れたが、自分だって
 トランバンへ行きたかったと訴えるのであった。急には行けない自分に代わってミンピのレストランで働く
 「オリビア」に会って来てください。とヤマナシ夫妻に託したらしいのだが・・・オリビアは居なかったとさ。
 席に着きアメリカンBFを注文、するとイワイも現れて向かいに着席しおかゆを選択。のんびりしてると
 ヤマナシ夫妻を迎えに車が来たと言うので見送りがてら行ってみたら、パラダイスホテルの送迎車はピカピカ
 新車で、広くてきれい。なんだ迎えに来てくれるならパラダイスに泊まってタンクレンタルで出来るじゃん。
 トランバンへ向かうヤマナシ夫妻を見送ってレストランへ戻ると、すっかり片付けられてしまっていた。
 まだ全然食ってねぇ〜よ。・・・もう1回出されたけど、何だか白けちゃった。



 サヌールでの自由時間に去年は人生初のオイルマッサージを体験し、そのくすぐったさに驚いたが今年も
 みんなマッサージに行くって言うし1人では寂しいので付き合って行くことにした。
 今年はオギノがホテルフロントのちらしで発見したノンオイルマッサージだ。これも人生初体験である。
 送迎車に揺られて30分・・・立派な建物に着いた。我々は日本人観光客なのでデラックスコースの$35。
 約2時間無休憩アクロバチック的連続指圧は痛くてちょっとだけ気持ち良いものだった。
 あとはいつもの大型スーパーへ行き土産などを買う。相も変わらずサンバルとトラジャコーヒーを買って
 家族の土産のビンタンTシャツを買った。ここでの買物は現地通過の調整を兼ねているので重要なのだ。

 17時迎えでも充分余裕があるけど、ローカルガイドの信用度が低いのと空港で買物したいとのことで
 16時に迎えてもらう。D&Dへ器材を取りに行ってから早い夕食を取るためにレストランに連れて行って
 もらうことになっていた。連れて行ってもらった所は去年お昼でナシゴレンを食べたレストランだ。
 メニューに出ているコース料理とビンタンを注文し(アラックがないのが寂しいが)バリ最後の晩餐を楽しむ。

 雨上がりの外へ出て待機していた車に乗車し、デンパサール空港へ向かった。
 空港へ着いてみると何やら工事をしているではないか。到着時も思ったけどデンパサール空港は
 徐々に改築をしているようである。今度来た時には様変わりしていたりして・・・。
 世話になった(なった?)シューとパルサーとみんなで記念撮影。別れ際に握手したときパルサーは
 「△●%&■# ゴメンナサイィ〜」と一人一人に言ったらしい。荷物のセキュリティーも無事済んでチェックイン。
 もう一度シューとパルサーにさよならグッバイし空港内へ入っていった。

 早目の行動によって出発時刻までは時間がたっぷりある。それぞれバラバラになり買い物などを楽しむ
 予定ではあったけど、ちょっと余裕ありすぎたね。
 別れて直ぐに喫煙所を探すアサイちゃんと会う。「前はあっちにあったけど・・・」と教えて振り返ったら
 正反対にあった。その喫煙所の近くのベンチに座っていたバリニーズが妙な笑顔で寄ってきて
 「エクスチェンジィ、オサツゥ。ニホンエン」と言って500円や100円硬貨を沢山出してきた。
 さすがの円も硬貨は両替が出来ないらしく、「困っているので助けてぇ〜」とも言ったので
 1500円=1000円札で替えてやろうか?と持ち掛けたら即刻「No!」。なんだ、困ってないじゃん。
 
 トリス・オギノはせっせと目的にしていたものを買い集め満足そうにしている。イワイはあっちへいったり
 こっちに来たり、穴の開くほど商品見ていたり手に取ったり、買ってみたり・・・ウロウロウロウロしている。
 アサイちゃんとも時々会ったね。。。海の中とまるっきり同じなんで可笑しくなってしまう。
 そういう自分も残りのRhを遣い切ろうと試行錯誤を繰り返し、結局ホワイトペッパーとサフラン買ったのでした。
 いよいよ搭乗時刻が近くなったので手荷物検査を通りロビーへ入る。
 入ってしばらくすると・・・また貧乏学生風波乗り野郎たちが入ってきた。往路の面々とは違うと思うのだが
 オヤジには見分けがつくわけないので、謂れのない怒りがこみ上げてくるのであった。
 
 復路はジャカルタで乗り換えだとばかり思っていたら、乗っていても良いという。助かったぁ〜、このまま
 寝ていられる。だが席はほとんど埋まっているので以前(1月)のように横にはなれません。
 ちょっと寝て起きて、またちょっと寝て起きて・・・朝の6時くらいから映画が始まった。馬と女の子の映画で
 面白くもなかったけど、久々にちゃんと観ることができた。
 窓に朝日が差し込み始めるころ機内食が配膳される。何食べたかは忘れてしまった。和食だったよね?
 
 やがてガルーダ・インドネシアGA-880は着陸態勢へと入り、高度を徐々に下げ始めた。
 もっとも緊張する時が近づいてくる。。。最近は慣れたとは言え、まだまだ飛行機嫌いは健在なのだ。
 次第に手にかく汗の量も増加していく中、そんなこととは無関係に滑走路へと降りて行く・・・
 こんな人が思っているよりも確実に、そしてスムーズにテクノジャンボは着陸するのである。助かったぁ〜。
 飛行機から降りてからが遠い成田である。延々と歩き、連絡電車?に乗って降りてまた歩く。
 預けた荷物を受け取る所まで20分以上掛かるよね。。。ベルトコンベアーでグルグル回ってる
 自分の荷物を受け取り、みんなの所へ行くと、オギノが携帯電話がなんちゃらかんちゃらと言って
 笑われている。良く聞くと、携帯のパスワードを忘れてしまい3回間違えちゃったのでロックしているらしい。
 それって、バリへ行くときに「あたしなんて、お財布携帯だしぃ、JRの定期も携帯でぇ、ピッとやればいいし」
 と、田舎の離島に住むオヤジに自慢してたヤツだな。
 でもロックしてたら何も出来ないジャン。。。最新機器を持っても頭脳が追いつかないオギノだった。
 
 今年も無事税関を通過し、空港外へ出た。思ったほどの人ごみではない。
 大きな荷物からコートなどを出して外の冷気対策をする。ヤマナシ夫妻のいない5名で再度集合し
 これにてツアーの終結を宣言。それぞれのルートで帰宅にむかった。
 ひとりになって、いつものようにコーヒーを飲みながら家に電話をし無事帰国したことを伝えてから
 バカ高い料金の成田空港内宅急便で荷物を自宅へ発送した。
 暖冬のためか空気が変に生暖かく、半袖ではしゃいでいる外国から観光で来たらしき若者たちをボケっと
 見ていると、YCAT行きのバスが定刻通りにやって来た。

                                 END

 長い文章にお付き合い頂きありがとうございました。いつものように尻切れトンボ的私小説になりました。
 今回は、ローカルガイドにて大変失礼致しましたがまた別な意味で面白おかしく出来たのではないでしょうか?
 何よりも、参加者みなさんのご協力によって無事故でツアーを終えられるたことに感謝いたします。

 
 このツアーに関係した全てのみなさまにこの場をかりてお礼を述べさせていただきます。
 ありがとうございました。またよろしくお願いします。        OCEANUS  店主 森山 敦
 
 
ボロ屋と化し、ショックを受けた。5年前の日々が蘇る。
元シークレットベイDS
向かって左側のビーチにも安っぽい休憩所らしきものがある。
 現在はここで休憩
今回一番安かったのでないでしょうか?美味しかった
 ビーチ沿いのレストラン
実はバリハイの方が安い。ジャカルタだとこちらが主流らしい
ややライトなバリハイ
やけに明るく元気な娘だった。ワタシの趣味ではない
素敵な笑顔の女給
何がそんなに嬉しいのでしょうかね?
泡風呂は気持ち良い
こんな所でオヤジーズは川の字になり、アクロバチックマッサージを受けた
何をニヤけてるんでしょうね?
何も横一列にならなくても良いのにね。
太いのがシュー