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2010/2/8 大音量コーランは5時キッカリに鳴り出した。オヤジは鳴り始める寸前に目が覚めたのである。 相変わらず左右から叫びとも歌とも思えない異様なガナリ声が響き渡る。サトミちゃんは気を使って 「寝られませんよね」と申し訳なさそな顔で言い、トイレとシャワーのドアを閉めておけば和らぎますと アドバイス。ちゃんと閉めておいたら効果は抜群で開け放しとは随分と小さく感じました。 ウトウトしてたら6時丁度に終了。途端にシ〜〜ンと静まり返ったのは言うまでもなく当然2度寝します。 いつものように歯ブラシ咥えて朝日を浴び、カメラ抱えて朝の散歩に出掛ける。キレイに咲いている花を 見つけては撮影しながら桟橋へ歩いて行くと、沖の養殖場からの夜勤帰り手漕ぎボートがベタ凪の 海面を滑るようにやってきたりしてとても良い感じだ。桟橋の下や周辺から生えてるヒルギなどもあって 朝の桟橋は被写体に事欠かない。ツアーログ表紙の写真もこの桟橋である。誰も褒めてくれないけど。 一旦桟橋先端まで行ってUターンしLDデッキにてゆったりとコーヒーを頂く。ん〜、最高の朝だ。 猫のオンとチャラを探すとリクライニングベンチで寄り添って寝ている。キャワイイ〜。猫好きには堪らん シーンだけど・・・詳しく見るとチャラがオンのおっぱいを吸っているではないか。あら、オンは♂なので 乳は出ないし、まして他人(猫)。まだチャラは子供なので母が恋しくて吸うんだね。チャラはオンが外で 出会って連れて来たらしいから母親とは逸れたか、居なくなったか・・・。寂しかったに違いない。 でも吸われてるオンは嫌がって叱ったりしている。いつまでも甘えるなってっことかしら・・・。 今朝はみんなで早朝セルフをすることになっていたので7時にはぞろぞろとカメラ片手に顔を出して来て 準備を始め、またゾロゾロと桟橋を歩いて行く。スタッフはこの早朝セルフの為に自主的に早出してくれ タンクを運びセットし、カメラを運び階段で待機してくる。本当に真面目でよく働くスタッフである。 海の様子を見ると、やや潮位は低いものの透明度も昨日の夕方よりは良いようで期待に胸を膨らませ 桟橋階段からEN。思った通り透明度は2mちょっとあり中々快適にハゼが探せます。 ENしてすぐのところにブラックスピアygを見つけ数枚撮影。そのまま沖へ向かって進んでいくと-5mに どデカ過ぎて種の分からんサルハゼの仲間が現れる。兎に角、チョー軟泥なので慎重に着底したり しないと目の前が全く見えなくなるから安易に着底出来ないし、泳ぐ時も余計な物は全てBC内にしまい 頭を斜め45度程下向きにして泳ぐ。オケブログで何回も書いたが、泥は超上級者向きなのである。 サル生息域は良さそうなので着底し首の動く範囲でハゼを探すと、ブラックスピアの成魚を見つけた。 じっくり寄って的確に撮影する。なんか良く見るとハゴロモハゼのygに似てるから同じ仲間に違いない。 更にじっくり探すと薄黄色い何かが穴から出入りするのが目に入り寄ってみると・・・アカタチygだった。 戻ってサトミちゃんにアカタチいたと報告すると「やっぱり出ましたか、うふふ。」と、ガワナにもいたので 絶対にいると思っていたらしい。ん〜自らをワイド系というが、マクロなセンスの方が抜群に良いと思う。 アカタチygで興奮しバシバシ撮ってから徐々に水深を上げてサンゴ群生地帯に向かう。途中ホシハゼ、 カスリハゼ、ホシゾラハゼなどがいてサンゴの根元にはアキヒトインコが多く生息している。サンゴには サンギルイシモチやウスモモ、イトヒキ、スカシspが山ほどいてイシモチ倶楽部には天国のようだ。 その奥のサンゴ疎らな転石域にはブルーバックygやダンダラスズメygが見られとても充実している。 ただ、水深が1mを切って来るので態勢の維持が難しく、腰痛持ちにはかなりキツいと思われる。 後半はだいぶ濁ってきて条件が悪化したので早目な50分で早朝セルフを終えた。 ****************************************************************** 戻って着替えて温かいコーヒーを飲み冷えた体を温めながらチャラと遊んで朝食を待つ。キッチンから 卵を焼く香りが食欲をそそるねぇ〜。出汁巻きの中身は野菜や海藻など毎日変わるのでこれも楽しみ。 大盛りお粥と共に頂いてから膨れた腹をさすり、出航の準備をする。準備と言ってもカメラは開けないし ストロボの電池も充分だし、な〜にもすることがない。あぁ〜デジタルってなんて便利なんでしょうか! 朝食を食べている時から北の空が黒くなり始め、食後にポツポツ降り始めた雨はやがて嵐のように 吹きつける大雨になってしまう。サトミちゃんと話合い出航を遅らせることにした。それにしても凄い雨。 約1時間遅れの出航で比較的濁っていないであろう前の沖合のポイントで潜り1度戻ってきて昼食、 1時間ほど休憩後に2本目を潜るという計画に変更。1本目はV3という砂地の斜面のポイントである。 ここにはシリウスベニハゼが撮り易く、浅瀬のサンゴ群には沢山のスズメダイやハゼが見られる。 ENしてすぐに慎重的梯子ENのオギノが潜航後浮上していく。耳が抜けないのかな?と思ってたら ストロボが水没したらしく手ぶらでやってきた。。。自然光で撮ってみれば良いのにね。。。可哀想。 ヘリのいうようにシリウスは撮り易くサンゴ域には魚が溢れ返っていた。流れもないしのんびり出来た。 あとで聞いたら到着1本目に良く使うんだって。納得。約60分潜りサリへ戻る。 お弁当食べて小1時間チャラと遊んだりしながら小休止。オギノはストロボの水没で機嫌が悪かったが ウニさんの1灯を借りることで結着して安心しあのか、無邪気にチャラと遊んでいる。 2本目はタンジュン。EN後移動した途端にヘリと逸れるというアクシデントもあったが、サンゴ斜面に繁る 腔腸類が見事なポイント。やや潮があたりベラやスズメダイが多く見られる。ここではボルネオドティ バックを激写。素晴らしい〜、ドティバック好きで有名なオヤジは早くニセスズ賑に入りたい。初見の ポップコーンシュリンプなどを撮影し60分越えで終了。大雨の影響でハウスリーフ激濁りの為打止め。 *********************************************************************** 部屋に戻って温水シャワーを浴びる。暑いところでは水でも良い気がしないでもないけど、海へ入った あとは温水真水シャワーが絶対に良い。サリは広くて使い易いシャワー室が完備されているが、我々が 帰ったあとにもポンプを導入し水圧を上げ日本並みの勢いで更に良くなっているという。。。偉いね〜。 さっぱりした後はすぐにビンタンと行きたいとこだが、EX後1時間経たないと飲んではいけないという体 思いの親切なルールなので先に画像チェックなどをしておく。。。ん〜濁っててやっぱり駄目作品多し! 夕方6時過ぎるころLDデッキへ行くとすでにウニさんオギノがビンタンをヤっているではないか。負けじと サリちゃんにビンタンを頼む。冷えたビンタンを持って来たサリちゃんがギコチナイ手つきで栓を抜き サトミちゃんに指導されながらグラスに注ぐのが毎日楽しみになってくる。あぁ、オヤジで良かった(笑) ビンタンを飲みながら今日撮った写真を見たりしてのんびりし、辺りが薄暗くなるころに晩御飯の準備が 整う。6人掛けのテーブルに我々5名とサトミちゃん、ヘリは誕生席の位置で座り7名でワイワイとやる。 本日は・・・ナスと何かのサラダ・・・と鶏唐揚げ。エンサイの炒め物。バリのエンサイ(空芯菜)は台湾や 沖縄のと比べアクが少なくて食べやすいく感じた。本来熱帯物だから亜熱帯のとはちょっと違うのかも。 アラックだと思って買ったライスワインを我慢しながら飲みつつ、楽しい宴は続くのであった。 つづく ページの先頭 |
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