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2010/2/9

 9時10時になんて眠れるわけないじゃん!と言ってたわりにはシッカリと眠ってしまっているオヤジです。
 これはきっと5時のコーランと海が予想以上に濁ってるストレスで知らぬ間に疲れているに違いない。
 この日の朝など目が覚めたのが5時半ごろで、あの大音響でも目が覚めないくらい熟睡してるし・・・。
 慣れてしまったと言っても間違いではないが、この日はちょっと途切れたり片方だけだったりしていた。

 サリ周辺には”反サリ派”と”サリ派”が取り巻いていて不思議な事件がいっぱい起るというのだ。
 例えば、土地を購入してサリを建設し始めたら村道なのに通行料をくれと言い、断ると道の真中に木を
 植えたり、建設中に材木が減るので変に思ってたら雇ったセキュリティーが持ち帰り自宅の風呂場の
 建材にしてたり、電気を引いてる専用配電盤から電気を盗んでたり・・・仕方ないから1Aあげたって(笑)
 例の早朝コーランも電気をあげてから大音響になったというし、終った途端に大音響音楽が鳴ったりと
 先進国の常識では考えられないことが次々と勃発し、オーナーサトミちゃんの苦労は絶えた事がない。
 なんだか可哀想になってしまうが、面白おかしくしてしまうのはサトミちゃんの人柄である。

 さて、昨日とは打って変わり晴れてベタ凪である。朝の散歩も快調好調絶好調。撮る写真も冴えるね。
 今朝はマングローブを桟橋から離れた地点で撮影。なんて気持ちの良い朝、やっと実感湧いてきた。

 今日はいよいよ目的のひとつ「背びれちゃん」のポイントへ行くことになっていてワクワクしていたので
 晴れて嬉しい。実は背ビレちゃんって阿嘉島でも稀に見られるが♂が極端に少なくて背ビレをあんなに
 立たせたのは見た事がない。果たしてサリHPのような色で撮れるのか最大のテーマだ。
 ポイントはタカッドサルというところで、サンゴの発達した斜面にあるひとつの大きな根に背ビレちゃんは
 たくさんいた。いたけど・・・よ〜く見ないと背ビレ自体がわからん。これだからローガンズはねぇ〜。
 見えたとしても色合いはわからん。撮影してモニターして薄らと色が出てるのが認識出来るのだった。
 何匹か撮っているうちに色の出ている個体を見つけたけど・・・あんな色にはならん。難しいにゃ〜(T_T)
 背ビレちゃんを撮りまくって70分越えのダイビングを終了。

 ボートで20分ほど行ったあたりの極浅な砂地の木陰に近いところに止めてお弁当休憩時間。ガッついて
 食べて写真撮るのを忘れしまった。最近レストランなどで食う前に撮影する人をよく見る。ブログに
 載せるんだろうけど、傍から見てて滑稽に感じるのは俺だけだろうか?そのうちレストラン側が料理を
 サーブしながら「そのレンズでしたら、こちらからf4ほどでギリギリ寄って1/15でお撮り下さい」とか言って
 ”上手に撮らせるお店”などが出てきて行列が出来るに違いない。

 他のスタッフがラッキを連れて浜へ歩いて上陸しどこかへ消えてしまった。先に浜に向かったウニさんが
 トビハゼがたくさんいるよぉ〜と言うのでコンデジ持って行ってみた。岸に生えてる巨大ヒルギの気根に
 トボケた顔して乗っかってる。そっと近づいていくと、あれまパシャパシャみんな逃げてしまうじゃないの。
 ヘリの呼ぶ方へ行ってみると、気根の先端に乗った子たちがあっちこっちにいてかわいい。ゆっくりと
 撮りながら少しづつ、蚊に刺されながら寄ってみたら、まぁ、許せる程度に撮れたのでヨシとする。
 そんなこんなであっという間に時間が経ち、2本目のポイントへ向かうのでした。

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 次は休憩した所から30mも離れていないセンデランというポイントで”段々”という意味らしい。
 ENする前からヘリは「ニゴてるぅ〜ボクモはじめてくらい」と困惑している様子だ。見ると海底が全然
 見えない(-_-メ) ENしてみると上から見たときの3倍は濁ってて・・・こりゃ注意だね。なんて思って
 たら案の定、先頭グループが早くてウニオギノオヤジの3名は逸れてしまう。伊豆がホームグラウンド
 だけあって落ち着いているけどやはり危険なので1度止まって待つことにした。そのうちヘリが来てくれ
 無事合流。サンゴがキレイな急斜面なポイントで濁ってなったらさぞ良かろうなぁ〜って感じでマンジュウ
 イシモチやアイスポットブレンニー、スプリンガーダム、パロナエなどを撮影し60分ダイビングを終了。
 
 今日は夕方の満潮時にセルフでハウスリーフに潜ることになっていた。ウニオギノにブラックスピアを
 教える約束をしたのだった。1度教えたら、たくさん見つかったみたいです。。。流石だね。
 でも、まぁ、その・・・濁ってることよ。水面から下2mは透視度1mで撮影可能だけど水深3mになると
 30cmくらいしか見えない(ーー;) ん〜撮っても絵にならんでしょう。とか思いつつも浅いところへ行ったら
 スズメダイモドキygを見つけたり、階段下でサツキハゼの仲間などを撮って結構楽しく潜れました。

 上がった後は温水シャワーで体をあたためて、本日の反省をしながらサリちゃんに注いでもらった
 ビンタンでのどを潤す。今宵の晩飯はヤギ肉のサテ(焼き鳥みたいな串焼き)、カレー風味野菜スープ、
 大盛りサラダなど。あまり美味しくないライスワインを飲みながら話も弾み賑やかに更けて行くのでした。


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朝セルフの桟橋を急ぐカネマツ妻。 整然と並ぶヒルギの苗木。村のこっち側が植樹している 獲物を狙う目!この後お尻フリフリ飛びかかった。 流石のキンタマ  ニ犬も暑そうだね。
こんな無防備だから、アダモちゃんになるんだよ。 いつもニコニコなボートキャプテンとヘリ