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2010/2/12 いつものように朝を迎えて日課の散歩がてらに庭の花の写真を仕上げに撮影する。コーヒーを入れて いつもの海を眺めながら「なんだか物足りないなぁ」とここ数日のダイビングに思いふける。1日2ボート セルフをやったりしたものの、やっぱりムンジャンガンにもう1回行きたかったし、そういえばスズメダイ 全然撮ってないや。ウミウシもたくさんいるはずなのにほとんど見なかったし・・・ん〜、勿体無い! などと今更の反省などしつつ、今日は一度部屋に戻って荷物の整理をしなければならない。スーツの 乾き具合などチェックして部屋に向かうと、カネマツルームのドア前には早くも2つのバッグが出ていた。 今回出来るだけ軽量にするつもりで撮影器材は最低限のものにして緩衝材に古スーツの腕脚部分を 切って合わせたりしたので持ち物品数も少なくて済んで楽。なにより”どうやっていれてたっけ?”が あまりなくて助かった。と言ってもいくつか悩んで入れたし、忘れっぽいにもほどがあるってもんだ。 粗方済ませて最後の朝飯を頂きにLDデッキへ向かった。 日増しに美味くなっていく出汁巻き卵や程良く柔らかなお粥を食し、お腹も満腹でオン&チャラとも遊び 我家のように慣れ親しんだサリのデッキである。やがてミンピ泊の団体さんが車で乗り付けて準備。 我々は器材をしまったりして片付けに余念がない。気が付いたらヘリが出航したあとでお別れを言えな くて残念だったけど、船から手を振ってくれたと聞いて尚更悔やんでしまった。ごめんね。 みんながダイビングに出掛けてちょっぴり落ち着いたサリコテージ。荷物も出来上がってデッキで記念 撮影などをして送迎車を待つ。いつものことだが長そうで短い7日間です。 到着した送迎車は往路と同じ愛想が良くて日本語が少し話せるガイドでちょっと安心する。なんせ今回 初めてバリ観光をするのであまり通じないのも困ると思ってたけど遅くて申し込めなかった観光コースを サトミちゃんが説明してくれて似たようなコースで行ってくれるらしいことと、料金を安くしてとも伝えて もらい至れり尽くせりなサリ・ダイブなのでした。 それではお世話になりましたとサトミちゃんやサリちゃんらにお別れを言い車に乗り込む。重くてデカい 荷物をいくつも積載し暗雲が立ち込め始めた山にむかって出発したのであった。 ******************************************************************* 鋭利なクランクを抜け主要幹線道路へ出てから海岸線を東へ爆走する。海側は快晴ベタ凪で気持ちの 良いドライブである。1時間くらいは無駄話で盛り上がったりするけど、その後は無言時間が多くなる。 良いタイミングでガイドが「これは〇〇〇です」などとタドタドしい日本語で言ってくれる。何でもない事を 邪魔にならないように絶妙なタイミングで喋って来る。こいつ只者ではない的な印象を受けたね。 1時間過ぎると平地から山道へ入って行く。同時に空模様もどんどん怪しくなって来た。 出発して2時間と少し過ぎたころ最初の目的地のBUYAN湖に到着。バリ島の北部には東西に走る 火山帯があって標高の高い山がいくつもあり、その豊富な水により南部の木々や田園をより豊かな物 としている。山が良ければ同時に海も良い!これは宮城県の牡蠣養殖が証明した立派な法則である。 以前、夜中に通ってよくみることが出来なかった山の天辺の湖を1度ちゃんと見たかったのだった。 晴れてればもっと良かったけど大雨よりはマシか。 ちょっとした展望レストランに入ったらガイドが紙に書かれたコースを差し出し「これでイイか」と聞いた。 見るとパンフレットで見て選んだコースそのものが書かれていたので「OKぃ〜。」笑顔で応じる。 ここでランチかと思いきやトイレに入っただけで出発。腹を空かせた我々は肩透かしのガックリクリ。 30分ほど走って付いた先はコースに書かれていた観光客で賑わう絶景レストラン。窓側の席にに行くと そとは緑の急斜面に緑の山々が望んでいた。ここはブッフェになっていて野菜や魚、肉料理から どんどこ好きなのを取って行く。味も分からんし無難な野菜とナシゴレンと肉ちょっとを皿に取り着席。 みんなで揃って食べ始めると小雨が大雨に変わり、やがて嵐のようになってしまった。時に15時。 これじゃ折角の景色も台無しじゃん。おまけに料理も全部美味しくない。。。ん〜観光は失敗か? ******************************************************************* 不味かろうが取り敢えず腹を満たし、嵐の中車に駆け込んで一路何とか寺院へ。40分ほどで駐車場に 到着し、ぞろぞろとお堀に掛かった橋を渡ると受け付けのようなところでガイドが入場料を払う。 芝に囲まれた石畳の通路の先にはバリ風石彫刻の大きな門がある。門は閉まっていて入場禁止。 門から左右に分かれて敷地を取り囲むように石畳通路がある。山の嵐は下界ではまったく気配もなく 快晴で、あちこちからバリニーズガイドを連れた観光客がやって来て説明を受けてる様子が見られる。 ちょっと盗み聞きしたら、昔僧侶が修業をした場所を保存して観光地化しているらしい。 ゆっくり歩いていても汗が滲むほど暑く湿気も多いのに、それほどの不快感はない。不思議だね。 今日の観光コースは”山の湖〜寺院〜スパ〜ビーチレストラン”となっていて、次はスパマッサージ。 寺院は山の中腹よりやや下に位置していて街まではまだまだ距離がある。2時間ほど爆走すると段々と 家や商店の集まる集落が多くなりやがて市街地・・・見慣れたサヌールに出た。サヌールの街並をずん ずん進んでいく。そのうちサヌールを過ぎてデンパサールへ向かう。どこのどんな店にいくだろうか? ひょっとして、あのゴリゴリのタイ式に連れていくのか?などと疑って止まない我々を尻目に空港側の 細い路地に車を入れた。細いガタガタ道を進んで行くと小さな美容サロン風の店に到着。中に入ると 店内も美容サロン風で入口正面に長椅子と受付カウンターがあって女性と男性がいた。女性に渡され たメニューを見て”トラディショナルマッサージ70分US$25”を選び5人分お願いした。女性は笑顔で受け たがもう一人の男・・・仕草が明らかにオカマ・・・が、「5名?おかしいわねぇ〜。1,2,3,4・・・・5?」 私を指さし「あらぁ?バリ人もマッサージするのぉ?」とホザキよった。 なんだこいつ。(笑) 男3名が先に案内され。まずはフットバス。良い香りのする花の浮かぶ桶に足を浸けると揉み解すよう に優しい手つきで洗ってくれる。これ気持ち良いんだよね〜。3名は促されるまま奥の部屋へ。 以前サヌールでのマッサージでウニさんと二人でブルマ風紙パンツを穿かされてお互いの恰好に 爆笑しカメラを持ってなかったことを深く反省したので、今回はカメラを持参。リメンバ紙パーンツと叫ん でみたが出てきたのは普通の布の柄パン。なんだ紙じゃないや・・・でもこのパンツ、ゴムが全く効いて ないので立ってるときには手でつかんないと膝までストンってズリ下がってしまう情けないパンツ。 折角持って来たしウニさんを1枚パチリ。ちょっと間違えたらジャパニーズ・ボールが顔を出しそうです。 仰向けの足元から始まりうつ伏せで頭の天辺までオイルを塗りながらのマッサージは血行が良くなり とてもリラックスできる。70分などあっという間に経ってしまいます。最後に生姜湯を頂いてポカポカに なって退室。通常ここらで$10程のチップを要求したりするけど、ここは要求されなかった。良い店だ。 案内されたのは最初の受付カウンターのある部屋で、おつかれさま〜的にアクアを渡される。 さっきのモ〜ホ〜がニコヤカに接近してきて言った。「あっら、マッサージ良かったぁ?オホホホモ〜」 店を出るともう9時。このあとビーチレストランへ行ってから10時には空港なんだけど間に合うのかな? って思ってると10分くらいで着いたのはネオンのアーチのある「いかにも」って雰囲気の店だった。 魚の水槽の先の店を出るとビーチ。大小のテーブルが整然と並んでいて8割方が埋まり、家族連れや カップルが楽し気に食事をしている。テーブルの側には4名構成の流しが懐かしいポップソングを歌う。 席を決めてからさっき通り抜けてきた水槽に行って、この魚とイカとエビを焼いてください。と注文する システムでみんなでシェアするべく適当な量を決めて注文。席に戻ってビンタンで乾杯した。 料理が出てくるのも早かったんだけど、今回のバリではあまり飲んでないのでビンタンも程々に、 シーフードで腹を満たして有名ビーチレストランは終了した。ここは全部で792000。¥1584/名でした。 腹も満たされて車で移動すること10分ですぐ空港。時間もピッタリ合ってて流石に只者ではないガイド。 荷物を下ろして値段交渉するべく寄り添いヒソヒソ話。。。えっ?うそ。。。というほど安くしてくれた。 さすがサリ御用達送迎会社だ。良く判ってるね。ありがとうと握手なんかしたりして記念撮影もしたりで 今日1日楽しく過ごせて観光もいいもんだ。大きく手を振って別れ、空港に入って行ったのでした。 荷物検査もウニさんは開けられてたけど何事もなく・・・公共区域で着替えてオギノに叱られたけど・・・ 無事に出発ロビーへ。。。またしても少々遅れたが離陸。楽しみにしていた映画をバックられて頭に 来たけど、割とグッスリと寝られたし、目が覚めたら素晴らしい朝焼けを拝めたのでヨシとした。 成田の上空で滑走路待ちだったのか?40分近くグルグル回られてすごく心配しちゃったけどガールダ とは思えないほどスムーズな着陸で無事成田に到着。税関もスルー状態で通過して全員無事帰国。 例によって記念撮影をして解散会を簡素に済ませ、ツアーの終了としたのでした。 翌日に予定されている全日本スズメダイ振興会総会出席のため平塚行きのバスにウニオギノと共に 駆け込み乗車をし、雪降る成田をあとにした。 終り ******************************************************************* なんだか濁ってばかりだったのでもう1回行きたいねぇ〜という声を何回か聞いて、申し訳ないような 嬉しいような複雑な思いでございます。ツアーに参加していただいたウニさん、オギノさん、カネマツ夫妻 翌週になってしまったシモノさんにこの場を借りて改めてお礼を述べさせていただきます。 また来年のツアーもよろしくお願いします。 そして、申し込みから現地でのお世話、楽しい会話と美味しい食事の提供をしてくれた サリ・ダイブ&コテージのオーナー大西サトミさんには大変お世話になりました。 いろいろワガママ聞いてくれて、ありがとうございました。 あの濁った海の中を安全に楽しくガイドしてくれたヘリ。 アグスをはじめとしたマリンスタッフたち あなたたちがいたから何の苦労もなく、気持ち良いダイビングが出来ました。 サリ・コテージのサリちゃん。卵焼き美味しかった。 セキュリティーやルームキーパーをはじめとするサリ・コテージスタッフ全員にありがとう。 キンタマ ニ犬のラッキ及びオン&チャラ。いつまでも元気で頑張っておくれよ。 このツアーに関わった全ての人に感謝をのべます。ありがとうございました。 長々と、そしてダラダラとした文章にまたしても付き合ってくれてありがとうございました。 ページの先頭 |
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